バイアグラの併用禁忌
バイアグラの併用禁忌
- 硝酸剤及びNO供与剤
- 例: ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル
- 理由: 併用により降圧作用が増強される可能性がある。NOはcGMPの産生を刺激し、本剤はcGMPの分解を抑制するため、両剤の併用によりcGMPが増大し、NOの降圧作用が増強する。
- アミオダロン塩酸塩(経口剤)
- 例: アンカロン
- 理由: アミオダロン塩酸塩によるQTc延長作用が増強する恐れがある。機序は不明だが、類薬とアミオダロン塩酸塩の併用によりQTc延長が報告されている。
- sGC刺激剤
- 例: リオシグアト(アデムパス)
- 理由: 併用により症候性低血圧を起こす可能性がある。リオシグアト投与によりcGMP濃度が増加し、本剤はcGMPの分解を抑制するため、両剤の併用によりcGMPの細胞内濃度が増大し、全身血圧に相加的な影響を及ぼす恐れがある。